資産運用

お金の価値の考え方

いきなりですが「100円玉」の価値って何かを考えたことありますか?
そりゃ100円に決まっているだろうという人もいらっしゃるでしょうか。
もちろんそれは間違いではありません。
100円という貨幣価値=絶対価値
ただお金にはもう一つの側面があります。
100円の物と交換ができる価値=相対価値
です。今日は「お金の価値」というものについてお話します。

お金の相対価値

2023年4月時点の日本の物価上昇具合はなかなかなものです。
筆者もスーパーで卵1パックが300円以上しか見つけられなかった日には卵を買うのに躊躇しました。
ちなみに筆者の故郷、徳島県では卵が1パック1円で買えていたこともあるのでそれと比べたら300倍の値段ですね。
同じように冒頭で伝えた100円玉の価値ですね。
筆者が子供のころは自販機で売っている350ccの缶飲料って100円で買えていたんですよね。
え?今も買える所ありますよと言われるかもですが、そうではなくすべての自動販売機が100円で買えたんですよ。
消費税が3%→5%→8%→10%と上がっていく中で自動販売機の缶飲料の値段も上がっていきました。
100円→110円の時点で10%アップしてるのに!!!!って振り返って考えてみたら不思議な話です。
いまや130円とかですよね。
でも130円払って買いますよね。
暖かい日差しの中、ちょっと汗ばんでのどが渇いたときちょうど近くに自動販売機
ミネラル豊富な麦茶が130円売っている。きっと買うでしょう。
ある時は100円だった缶飲料が130円でも売れるのです。
「体験価値」とでも言いましょうか。
価値を決めるのは、金額ではなく、体験なのです。

価値を引き出す

仕事に対する価値観の合わない上司との2時間3000円の飲み会あなたは行きますか?
行かないと言う人が多いのでは無いでしょうか?
かたや、気心のしれた友人との2時間3000円の飲み会はどうでしょうか?
それなら行くという人が多いのではと思います。
そして面白いのは、きっとどっちにも行くという人もいればどちらにも行かないという人もいるでしょう。
価値観が合わなくても上司の話を聞くだけでも勉強になる、と思う人もいれば、飲み会は楽しいとは思えないという人もいるということですね。
2時間3000円の飲み会、ここに価値を見いだせるのは、「人それぞれ」になってきます。
価値を引き出せる人は、3000円払えばいい、
価値を引き出せない人は、3000円を払うのはもったいないでしょう。
嬉しい、楽しい、ありがたい
こういった満足感を得られるかどうかが1つの基準にはなってきます。
服を買う、あなたはその服を着てどこに行きますか?何をしますか?
車を買う、あなたはそそれ乗ってどこに行きますか?何をしますか?
お金をためる、そのお金であなたは何を買いますか?何をしますか?
どう価値を引き出すかをしっかりと見定めていないと、本当の満足感を得ることは難しいです。

まとめ

若干小難しい話にはなってしまいましたが、価値を引き出すということ、これを念頭におくことを忘れてはいけません。
あなたのお金の価値を決めることができるのはあなただけです。
そこだけはブレないようにしましょう。
それでは、よりよい将来を目指して今日も一日がんばりましょう!